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製品紹介
製品紹介
Cの称号を纏ったフラッグシップモデル「C64」は、モノコックフレーム全盛の今日において、頑なにラグフレーム製法というコルナゴの伝統を継承している。今や大量生産が当たり前になった現在のモノづくりにおいて一見無用の長物のようだが、多くのイタリア職人たちによるクラフトマンシップをフレームに宿すことこそMADE IN ITALYたる所以である。スターシェイプといわれる星形のパイプに、パマペイント社の艶やかに彩るペイントで無機質なフレームに「造形美」を加え、他社と一線を画す圧倒的な存在感を誇示。現代のレーシングシーンで対等に勝ち負けを繰り広げるパフォーマンスの高さはこれまでの戦歴が証明しており、前作のC60からマッシブなディティールへと様変わりしながらも200gシェイプアップを実現。かつて、いつかはコルナゴと言われていた時代の「手に入れたい夢の1台」は今も変わらず。だが、至高のモデルは万人受けするために作られたものではなく、数々の難関をクリアしてきた勝者に相応しいものとしてあり続ける。Cの血統を見る
420S / 450S / 480S / 500S / 520S / 540S
MPWH / BDRD / BUSL / BDBL / BDWH / RC19 / RCRD / RCSL / PJGR / PJOR / PJWI / PJBI / PJRD / PJSL / PJWH / RCGL / RWIC
C60とは全てが違う新しいモデルながら、フォルムが似ているようにライドフィールも似ているという第一印象。
この剛性の高さは最近の他社の方向性とは違うと感じるぐらいにがっしりとしたもので、
ダンシングを多用しての登りではフロント周りの剛性の高さが好印象。
ストレートフォークに体重を載せていけば、素直な伸びを感じさせてくれます。
C60よりも剛性感が少し和らいだ印象があるC64のBB周辺は、しなるほどではなく少しマイルドさを感じます。
非力さを跳ね返さない懐の深さもあり、フレーム剛性に負ける感じがしないのは好感触です。
緩斜面のアップダウンや平坦路ではペダリングが気持ち良く、後ろからグイグイと押されて進むような感覚を味わうことができます。
この踏み味こそラグドフレーム独特のもので、「乗る喜び」を感じられるテイスト。反応性は素晴らしく、まさにロードレースのためのバイクです。
レーシングホイールにグリッピーなチューブラータイヤの組み合わせで、
タイトターンを繰り返すワインディングロードも意のままに操れるハンドリング性能に感心しました。
高速でのレーンチェンジのレスポンスも良く、安定感のあるハンドリング特性で挙動が乱れない。
フォークにブレやビビリは微塵も無く、コーナリングのラインもピタリと決まる。クイックすぎず、
ふらつかず、極めて扱いやすいニュートラルなハンドリングは、ダウンヒル性能の高さも物語っています。
ダイレクトマウントブレーキの強力な制動力を受け止めるバックステーのブリッヂも頑丈な設計で安定したブレーキングが可能です。
反面、状態は良くても自転車の細いタイヤには容赦なく振動をぶつけてくる様な、四角く尖った石のブロックによるパヴェ(石畳)は苦手でした。
小さな振動には滑らかに対応するが、大きな凹凸に対しては弾かれてしまって推進力が活かせない。
もっとも28Cタイヤを許容するクリアランスがあるのだから、そういった路面はタイヤを換えることで解消できます。
つまり、C64は快適性ではなく、レーシング性能を追求したピュアなロードレーサーであるということを証明しています。
軽くなったC64は、ただ軽くなっただけでなく、より強く、スムーズに、コントローラブルに。走りの質が向上していることも感じられます。
マイナス200gという数値データからも、バイクの軽さが結果を左右するヒルクライムなどにも心理的な躊躇なく駆り出すことができるでしょう。
軽くなったとは言え、C64は「スーパーライトウェイトバイク」ではありません。
しかしモノコック製法のバイクと遜色ない軽量さながら、ラグドフレームに独特の、
パワーのすべて推進力に変換するような重厚なペダリング感覚を味わいながら走ることができるキャラクターこそが魅力です。
快適さを追求するロングライドやエアロダイナミクスが有利に働くソロライドには別の選択肢があるのだろうが、
C64はライド中いつも走る悦びを感じることができる稀有なオールラウンドバイクです。
<シクロワイアード(www.cyclowired.jp)より抜粋>
Size | Ps | Os | Fork | rake | Sc° | A | C | Hs | Ss° | bbdrop | P | O | Stack | Reach |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
420S | 420 | 494 | 379 | 43 | 75.49° | 583 | 405 | 115 | 70.80° | 65 | 532 | 510 | 515 | 377 |
450S | 450 | 504 | 379 | 43 | 75.14° | 586 | 405 | 118 | 71.15° | 68 | 540 | 520 | 522 | 381 |
480S | 480 | 520 | 379 | 43 | 74.58° | 587 | 408 | 122 | 71.52° | 69 | 548 | 530 | 528 | 383 |
500S | 500 | 528 | 379 | 43 | 74.00° | 591 | 410 | 141 | 71.62° | 70 | 570 | 540 | 548 | 383 |
520S | 520 | 538 | 379 | 43 | 73.57° | 594 | 410 | 158 | 71.92° | 70 | 589 | 550 | 565 | 384 |
540S | 540 | 548 | 379 | 43 | 72.83° | 596 | 412 | 175 | 72.49° | 70 | 610 | 565 | 583 | 385 |