コルナゴ-colnago

コルナゴの情熱

自転車というスポーツに集まった人と人。それは一人では乗り越えられない大きな力を発揮し、また新たな自転車と言う魅力溢れる文化を発展させていく。

世界中のサイクリストから愛されるブランド「COLNAGO」を一代で築き上げたエルネスト・コルナゴは2012年2月9日で満80歳を迎えた。

人が大好きで、大切に思い、感謝の気持ちを忘れずに、 すべての人に愛情を持って真剣に接する。 そんな姿に触れるともっと彼のことを知りたくなり、 その彼が人生のすべてをかけて作り続けている コルナゴと言うバイクに乗ってみたくなる。

そしてコルナゴのバイクに魅了されプロの世界に足を踏み込んでいったレーサー達は、たとえ今現在コルナゴバイクのチームで走っていなかったとしても、 カンビアーゴのオフィスを訪問する。

プロ選手は華やかなレースの会場では光り輝いてみんなが自信を持ってレースを戦っているが 普段は長時間に渡る苦しい練習と次のレースで勝てるのだろうか言う恐怖感と戦い、 そして自信をなくしかけた時には何も保障されていない将来への不安が一気に脳裏をよぎる。
そんな自信と不安を繰り返しながらプロ生活を過ごす選手達にとって、エルネストの一縷の不安も感じさせない自分の信念に忠実に、ただひたすらに前だけを見つめて突き進む様は、 このプロ生活は自分が選んだ道なのだから自分を信じずに何を信じれば良いというのだと再び戦う闘志を燃え滾らせてくれ、言葉では伝え切れない重みを持った「頑張るんだ」とのエールをその姿から送ってくれる。

エルネストもまたそうやって苦しみを乗り越えて活躍する選手の姿から力をもらい、勝つためのレーシングバイク作りに没頭するし、新たなコルナゴストーリーが生まれる。