イタリアのロードバイクブランド COLNAGO(コルナゴ)は、フラグシップレーシングロードバイク「V4Rs」の流れを汲むロードバイク「V4」をリリースします。

V4Rsの興奮をオールラウンドモデルとして実現

V4 は、剛性、堅牢性、反応性に優れたすっきりとしたラインのモノコックフレームです。V4Rs で行なった研究開発と空気力学研究によって得たデータを活用し、スピード性能に特化した最新のロードバイクに仕上がりました。UAEチーム・エミレーツやUAEチームADQがレースで勝利を収めてきた V4Rs のDNAを継承した、勝つためのロードバイクです。

エアロダイナミクス構造

フレーム前部の形状は V4Rs と似ています。ヘッドセットはより薄くなり、フォークは V3Rs や V3 から改良され、特に高速となる激しい下り坂での空気の流れが改善されました。

動的剛性

ロードバイクに乗るときには、車体には複数の異なる負荷がかかり、それは結果としてロードバイク全体に影響を及ぼします。

例えばスプリントポジションでは、ライダーがペダルに力を加えると、ペダルへの負荷はバイクの中心線から外れます。さらに、腕でハンドルバーを引っ張ったり押したりすることにより、ロードバイクのフロント部分に多くの負荷がかかります。

一方、シッティングポジションでは、腕にかかる負担は軽く、リア三角にほとんどの重量がかかります。この荷重の偏りは急な上り坂で、さらに座ってロードバイクを漕ぐ場合にはより顕著になります。

これらの異なる、そして相反する力の負荷は「動的剛性」という概念を生み出し、V4Rs の研究開発に大きく影響しました。その結果、これまでとは異なるアプローチで全てのパーツの剛性が調整され、調和の取れた、高いパフォーマンスを発揮する最速のロードバイク V4Rs が誕生しました。そしてこれらの研究開発を基に、オールラウンドモデルとしてより幅広いライダーがロードバイクに乗ることを楽しめるよう設計されたのが「V4」です。

動的剛性や V4Rs の研究開発について詳しくは、こちらの記事もご参照ください。
「Built to Win −V4Rsはどう進化したか−」

ステム・ハンドルバー、タイヤクリアランス

V4 には、SR10ステム が標準装備されています。また、オプションとして Deda Zero2 DCRハンドルバー、Colnago R41ハンドルバーが選択できます。全てのオプションでケーブル類の内装化が可能で、高い空力性能を発揮します。
またフレームセットは上記以外のサードパーティ製のステムとも互換性があります。

V4 の最大タイヤクリアランスは 30mmで、V4Rsと同じです。

完成車ラインナップ

V4 の完成車は、下記のラインナップとなります。価格は、9月頃発表予定となります。

  • Shimano Ultegra Di2 + Fulcrum Racing 600 DB ホイール
  • Shimano 105 Di2 + Fulcrum Racing 600 DB ホイール
  • Shimano 105 + Fulcrum Racing 600 DB ホイール

また、機械式グループセット(1x および 2x)や、あらゆるタイプのシングルチェーンリンググループも取り付けることが可能です。

カラーバリエーション

VDDK

VDLB

VDRD

製品についてのお問い合わせは、コルナゴ日本正規ディーラーへご連絡ください。

■関連リンク
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