Vシリーズの第一弾となるロードバイク「V1-r」は2014年にデビューしました。開発当初から世界最高峰のレースで勝つためのレーシングバイクをコンセプトに設計されており、「重量」「剛性」「空力」の全てにおいてCOLNAGOの技術が詰め込まれました。そしてVシリーズのロードバイクを駆り、多くの選手が素晴らしい成績を残してきました。「V1-r」から「V4Rs」までのモデルを紐解くことにより、COLNAGOのレースでの勝利への情熱を感じることができます。


V1-r

2014年に発売された最初のVシリーズ。ハイエンドカーボンモノコックフレームは、要求の厳しいトップライダーたちを満足させるため、パワーウエイトレシオ(出力重量比)を重視したコルナゴ史上最軽量ロードバイクとして、フェラーリと共同開発されました。

この頃からすでにエアロダイナミクスについて研究やテストが行われており、フォークやチェーンステーを含む全てのチューブに空気抵抗を減らすためのエアロ形状が備わりました。

COLNAGOとフェラーリのパートナーシップは、1987年にエンツォ・フェラーリとの次世代ロードバイクの共同開発が始まりとなり、その後30年間続きました。歴代のフェラーリとのコラボロードバイク「COLNAGO for Ferrari」と同様にV1-rのフレームにも跳ね馬ロゴがあしらわれています。また、ボトムブラケットの後ろにリアブレーキが配置されるなど、それまでのロードバイクの常識を覆す実験的な機構が採用されています。

フェラーリとのパートナーシップについて詳しくは、こちらの記事もご覧ください。
イタリアの至宝。フェラーリエンジニアリング


V2-r

2017年に発売。V1-rからエアロダイナミクス、剛性を向上させ、フレーム各部を強化したうえで重量増を抑えた当時の最軽量ロードバイクでした。バイク全体を1つの物質として考え、フレームとパーツの一体化という新しいコンセプトをもとに開発されています。そのため、トップチューブからシートステーへと流れるようにつながるチューブに内蔵されたシートクランプや、高剛性レールを使用したサドルの採用、ボトムブラケット周りの剛性強化など各パーツレベルでも強化が図られています。


V3Rs

SDM1

2019年に発売。これまでのモデルよりさらに軽量化、高剛性化し「オールラウンドバイク」としてあらゆる地形で優れたパフォーマンスを発揮できるようデザインされました。空気力学への研究結果はV1-r、V2-rから引き継がれており、エアロダイナミクス技術も洗練され大きく向上しました。タデイ・ポガチャル選手のツール・ド・フランス2連覇や、クラシックモニュメント、ワンディレースでの優勝を支えたのも「V3Rs」です。

「V3Rs」について詳しくはプロダクトページをご覧ください。


V4Rs

2022年末に発売。あらゆる地形で優れた性能を発揮する史上最速のモノコックフレームとして、プロトタイプの段階からUAEチーム・エミレーツと協力して開発されました。数多くの風洞テストや実地テスト、そして実際のレースでもテストが行われ、ポガチャル選手をはじめとする、世界で最も要求の厳しいトップライダーたちからのフィードバックを得て設計されています。「エアロダイナミクス」「軽量性」「動的剛性」「ジオメトリ」「堅牢性と信頼性」の5つの領域で進化を遂げ、コルナゴの「V」を継承する、勝つためのロードバイクとして誕生しました。

「V4Rs」について詳しくはプロダクトページをご覧ください。

■関連リンク
V3Rs プロダクトページ
V4Rs プロダクトページ