2023年5月6日〜5月28日の3週にわたり開催された第106回ジロ・デ・イタリアで、ジョアン・アルメイダ選手(UAEチーム・エミレーツ)が総合3位を獲得し、表彰台に登りました。チームが一丸となって獲得した勝利によって、グランツールの歴史に名を刻みました。
個人TTで幕を開けた今回のジロ・デ・イタリアは、悪天候が続き落車やトラブルによる脱落者が相次ぎました。コンディションが悪く難しいステージが続く中、UAEチーム・エミレーツは強固なチームワークでレースに挑み、第11ステージではパスカル・アッカーマン選手が区間優勝を獲得。残り1km地点においても激しく先頭集団が入れ替わるレース展開の中、ラスト300mのスプリント勝負で持ち前のスピードとパワーを見せつけ、マーク・カヴェンディッシュ選手(アスタナ・カザフスタン)やジョナサン・ミラン選手(バーレーン・ヴィクトリアス)を抑えての勝利でした。
さらに第15ステージでは、ブランドン・マクナルティ選手がグランツールでは自身初となる区間優勝を獲得。ポガチャル選手が制した2021年イル・ロンバルディアのコースとも重なる「ミニ・ロンバルディア」でUEAチーム・エミレーツが再びレースを制しました。
続く第16ステージでは、ジョアン・アルメイダ選手が区間初優勝を獲得し、UAEチーム・エミレーツがステージ2連勝を達成。個人総合成績も2位に浮上しました。獲得標高差5,200mに達する過酷な山岳ステージの山岳フィニッシュで、ライバルを引き離してゴールまで突き進んだ姿が印象的でした。
その後も総合上位をキープし続けたジョアン・アルメイダ選手が総合3位にてフィニッシュ。24歳のアルメイダ選手はヤングライダー賞も同時に獲得しました。
選手個人の高いスキルや、チームの揺るぎないサポートなど、UAEチーム・エミレーツが一丸となって勝利を獲得したジロ・デ・イタリアでした。
今シーズンのグランツールはまだまだ始まったばかりです。さらなる力をつけてツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャへとチャレンジを続けますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします。
ジョアン・アルメイダ選手優勝コメント
「このチームで表彰台に登るのはとても特別な気分です。勝利はチームが努力した結果であり、とても誇りに思います。私のそばにはいつも素晴らしいチームがいました。中継では映らない日もありましたがチームは常にそばにいてくれ、私のためにとても働いてくれました。彼ら無しでこの結果を獲得することはできなかったと思います。私はまだ選手として成長途中ですが、チームのためにも、この先に再び表彰台に登れることを楽しみにしています。」
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