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フロントフォーク

各パイプを「ラグ」と呼ばれる継手で接合することによる製法。クロモリのMaster X-LIGHTでは今も変わらずこの製法を貫く。金属同士にロウ剤を用いて接着する様ははんだづけを連想させる。ラグを用いることにより当然重量が増すが、その分パイプ1本1本の特性が出しやすく総じて乗り味はしなやかだ。またC60にも同じ製法が用いられこちらはラグもすべてカーボン。パイプを繋ぐための特殊な接着剤が用いられる。基本設計はレースに耐えうるものでなくてはならず、200kmにも及ぶレースでライダーのパワーを余すことなく推進力に変えつつも、同時に疲労を軽減する為の高い振動吸収性が求められる。14サイズにものぼるサイズ展開は、ユーザーの希望するサイズに可能な限り近づくことができるはずだ。