2012年に当時の旗艦モデルC59にDISCモデルを発表し世の注目を浴びる。UCI(国際自転車連合)の認可が下されれば一気に普及へと加速するであろう。メカニズムとしてワイヤーで制動させるものと油圧のものと2種類あり、レバーの引きの軽さから油圧式軍配が上がる。ロード用油圧ブレーキのラインナップが各メーカー出揃いつつあり、あと数年すれば市場はDISCに取って変わる可能性すらある。制動力を左右するもう一つの要としてDISCローターのサイズ。140mmサイズであるならバイク全体のフォルムを崩すことなく、また制動力もあくまでコントロール重視でキャリパーブレーキのほど近いフィーリングが得られそうだ。DISCブレーキの一番の利点は少ない力で高い制動力を得られるというもの。寒冷期のライドや握力の弱い女性にはDISCブレーキが選択肢から外れることはないであろう。